子宮腺筋症でも妊娠出産


先月、第一子を出産する事ができました。(難産でしたけど)

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我が子がなかなか出てきたくなかったのか出産に36時間かかりましたが無事、産まれてきたわが子は本当に可愛くて私達夫婦の一番の宝物になりました。

28歳の婦人科検診で「子宮腺筋症」が見つかりました

子宮腺筋症の潜在患者数は増えていると言われており、女性にとっては起こりうる病気の一つといえます。

症状が進行すると不妊や流産、早産の原因、子宮外妊娠の危険性を高める事になってしまいます。私も子宮腺筋症と診断を受けた時から妊娠・出産に至るまで、様々な不安や心配がありました。

その中で一番悩んだ事は、治療方針でした。

ホルモン療法・投薬療法・手術など
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婦人科のお医者さんにすすめられる方法は、化学療法が中心でカラダに負担と精神的なダメージを考えて、どうしても治療に踏み切れず自分で色々な治療方法を探し試してみる毎日でした。

そんな中、最終的にカラダに負担がかからな「魔法の方法」にたどりつき、子宮腺筋症の症状は少しずつ改善していきました。

結果的に精神状態にも余裕ができて、夫と二人妊娠について考えられるようになりました。

私が子宮腺筋症という病気になって

妊娠・出産を乗り越えた今、思うことは「子宮腺筋症でも妊娠はできる」ということ

そして、妊娠を望んでいるならばカラダの負担や精神的な事を考えた上で、早めに治療方針や改善方法を決める事です。

自分の身体は自分で守るしかありません。

今後も、今のいい状態を維持しながら子宮腺筋症と上手に付きあっていきたいと思っています。

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子宮腺筋症の症状

子宮腺筋症は子宮に関する疾患の中でも特に完治が難しいといわれていて、一度、発症してしまったら病気と上手に付き合っていくことが重要になっていく病気と言われております。

現代の医学では子宮腺筋症の症状を改善するために一番有効な手段は子宮の摘出手術を受ける事ですが、将来的な妊娠を望んでいる人には行われない事が多く、ホルモン治療での対処療法を進められる事になります。
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しかし、ホルモン治療はホットフラッシュ(のぼせ)、頭痛、めまい、むくみやイライラ感や虚無感など更年期障害のような症状が副作用として出やすく、心身ともに大きな負担がかかるため治療に対する不安や恐怖心で治療に踏み出す事ができない女性も沢山・・・。

けれど子宮腺筋症は放置していても改善される病気ではなく、何らかの治療を行わずにいると月経時の激しい腹痛は痛みを増し、下腹部以外の場所にも影響が出るような場合もあるのです。

そんな中、実は手術や薬に頼らない自然で身体にも心にも優しい方法で子宮腺筋症の改善に成功している人も増えてきています。

生活習慣や食生活の改善療法

  食生活と子宮腺筋症ってあまり関係ないように思いますよね。 しかし、実際は大きな関係があって食生活や生活環境の改善によって 子宮腺筋症の症状は改善できたという人もたくさんいます

食生活の改善といってもそんなに難しい事ではなく、日常生活に簡単に取り込めるようなことばかりでOK。

むしろ、こんな事で本当に良くなるの・・・?と思わず疑ってしまいそうな事ばかりですが、それと同時に、自分がどれだけ自分自身の体を痛めつける食生活をしていたのかを思い知ることができます。

たくさんの女性がこの方法によって子宮腺筋症の改善に成功している所を見ると、心身の負担が少なくても効果がある治療法もあるという事がわかりますね。  

私が手術を選択しなかった理由

「怖かったから」というのもありますが、「カラダにメスをいれたくない」と考えたこと、何もわからないまま手術するのは嫌だ、子宮腺筋症のことをもっと知って、自分でもできるだけのことをしてから決めたいと思ったことが主な理由です。



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子宮腺筋症ってどんな病気?

子宮腺筋症とは?

子宮腺筋症
・20代後半から40代前半の成人女性に多くみられ、発症確率は20代後半から40代前半の成人女性の10%、すなわち10に1人が発症すると推察されてい
ます。


・子宮腺筋症は、子宮筋肉層内に子宮内膜が入り浸潤・増殖する疾患です。

子宮腺筋症の病変の特徴は?

・子宮腺筋症では、子宮筋層内にばら撒かれたように病変がみつかります。
病変は、周囲との境界が不明瞭なのが特徴的です。

子宮腺筋症の子宮の状態は?

・正常な子宮の大きさは、年齢によっても異なりますが、20代~40代の成人女性では、正常7~8cmと鶏卵程度の大きさです。


妊娠により子宮は最大36~40cmと大きくなり、容積も2mlから約4000~5000mlと増大します。


これは、子宮筋層という筋肉でできているためです。
子宮筋層は、平滑筋で胃や腸にある筋肉と同じ働きをしていて、伸縮が自在なのが特徴です。


この子宮内の筋肉組織の中だけで、子宮内膜が浸潤・増殖した状態を子宮腺筋症といいます。

子宮はどうなる?

・子宮腺筋症では、子宮筋肉層内の毛細血管が腫れ、肥大し月経周期に応じて出血を引きおこすため、月経時の出血量が増加します。また、その病変部位に出血に対する反応が起こり、子宮壁は次第に硬く大きく肥大した状態になります。


子宮腺筋症の子宮の大きさは、疾患の進行状態にもよりますが、10~12cmと肥大します。



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子宮腺筋症の悪化に影響を与えてしまうものって?

・子宮腺筋症は、女性ホルモンの影響で、疾患の進行状況が左右されると推察されています。

女性ホルモンってなに?

・脳の視床下部より脳下垂体へ、脳下垂体より卵巣と刺激が伝達され、分泌される性腺刺激ホルモンです。

女性ホルモンの代表的なものは?

・自律神経・骨・皮膚・脳の働きや、子宮に作用し、子宮の内膜の状態を整える働きを持つエストロゲン(卵胞ホルモン)。


・受精卵が子宮内膜に着床しやすい状態に整え、妊娠後は妊娠を継続を助ける働きを持つプロゲステロン(黄体ホルモン)。


・これらの女性ホルモンが、子宮腺筋症の病状の進行に大きく影響を与えていると考えられています。

子宮腺筋症ってどうなるの?

 

 子宮腺筋症の症状とは?

①激しい月経痛
激しい月経痛
月経時、子宮筋層に入り込んだ内膜から出血した後は「瘢痕化(はんこんか)」と言って、傷が治った後にできるかさぶたのような状態になります。


月経のたびに、子宮筋層内に入り込んだ内膜からの出血により、瘢痕化が繰り返され、筋層内は厚く硬くなります。


これにより、月経時に経血を排出しようとするプロゲステロンによる子宮収縮の働きがスムーズにいかず、激しい痛みが起きると考えられています。

②月経過多
月経時の経血量が非常に多く、日常生活に支障をきたすような状態をいう。


正常月経量:通常月経期間4~7日間で50~150ml月経過多は、大きめのナプキンを使用しても1時間ももたず、また、経血の中にレバーのような大きな血の塊が頻繁にみられる状態だとされています。


月経過多により大量の血液が体外へ排出されてしまいます。

 ③貧血
月経過多により、大量の失血に伴う貧血症状が出現します。


貧血とは、血中ヘモグロビン値:成人女性:12g/dL以下の状態をいう。


性別や年齢により、血中ヘモグロビン値の正常値はことなるが、成人女性の正常値:12~16g/dLとされている。

ヘモグロビンとは?

赤血球の中に含まれる色素で、酸素と結びつき全身の細胞へ血流に乗り酸素を運ぶ役割をしています。

つまり、ヘモグロビンが低値ということは、酸素をあまり運べずに、酸欠状態になっているということです。酸欠状態の改善のため、酸素を多く取り込もうと、呼吸が速くなったり、息切れ、動悸が起こります。

また、ヘモグロビンは血液中の赤い色素です。ヘモグロビンが減少すると、顔色が青白いような顔面蒼白となります。


顔だけに限らず、口の中や唇、爪、体の皮膚までもが、蒼白となります。

④疼痛
肥大・硬化した子宮に圧迫され、周辺の臓器や部位に、疼痛が発生します。


腰痛や腹痛、肛門痛・性交時痛などがあげられます


また、肥大した子宮に圧迫されて、膀胱内に尿を貯蓄しておくことが困難な状態となり頻尿になりやすいといわれています。


粘膜のただれにより、排尿時痛や排便痛もみられます。

⑤精神的不快感
ホルモンのバランスが崩れることによる、イライラや精神的不安や不快感、うつ状態などの精神的症状が起きやすくなります。

⑥その他
貧血症状や子宮内膜から分泌される、プロスタグランディンの影響から、消化器症状の吐き気や嘔吐を催すことがあります。


肥大した子宮による、下腹部の膨満感や上腹部不快感が起こりやすくなります。

 



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子宮腺筋症になぜなるの?

子宮腺筋症の原因

子宮内膜の異常な増殖が原因であると推察されています。


しかし、異常増殖する理由は、明確には解明されていません。

子宮腺筋症の原因として、いくつかの説が考えられています。

①妊娠起因説
出産・中絶経験者に多いことから、この説が考えられています。


妊娠・出産・中絶などを経て、何らかの原因により子宮内膜に創傷などが出来てしまい、創傷部位からの異常細胞の発生・増殖することにより、それが原因となり、発症するのではないかと考えられています。

 ②エストロゲン(卵胞ホルモン)起因説
エストロゲン(卵胞ホルモン)に暴露されている期間の長さが1つの原因ではないかと考えられています。


エストロゲンが、異常な細胞の増殖・促進因子となっていて、エストロゲン(卵胞ホルモン)に暴露されている期間が、長ければ長いほど発症する可能性があると考えられています。

③子宮筋層残留説
子宮筋層の中に、留置された子宮内膜からの発生が原因ではないかと考えられています。


もともと子宮内膜になる元の細胞が、全部子宮の内側に集結せずに、一部が子宮の内部に残留することがあります。


すると、そこから子宮内膜が発生し、発症する原因になっているのではないかと考えられています。

④現代病説
生活環境や食生活が誘因となり発症する可能性があると考えられています。


生活環境において、多くのストレスや身体の冷えなどによるものや、食生活の欧米化に伴い、脂質や甘いものなどの糖分の摂取過剰などが、原因となり、発症する可能性があると考えられています。

体質や遺伝性があるということは、言われていません。

子宮腺筋症って自分でわかる?

子宮腺筋症の検査と診断
子宮腺筋症の検査と診断
子宮腺筋症は、自分での診断は不可能だとされています。


いくつかの条件が揃い、症状などから子宮腺筋症を強く疑うことはできます。


しっかりと検査を受け診断してもらうことが望ましいです。

 検査の種類

子宮腺筋症を、診断するための検査はいくつかあります。
これらの検査を用いて、診断します。


★問診★
以前より激しい月経痛の有無や、月経過多などの症状を問診により診断します。
問診のみでは、子宮腺筋症を確定診断することは難しいと考えられています。


★内診★
膣より子宮を内診します。
内診により、子宮の表面は平滑で、子宮肥大が発見されます。
これもまた、内診のみによる確定診断は難しいと考えられています。


★超音波検査★
経腹超音波検査→腹部の上から超音波を当てます
経膣超音波検査→膣内より超音波を当てます

子宮腺筋症の場合は主に、経膣超音波にて検査します。

音波は水中では、ほとんど減衰しないので、膀胱など液体を多く貯留している場所では黒く映ります。


その一方、通常の細胞は液体に比べ反射率が高いので、白っぽく映ります。

子宮腺筋症における超音波検査では、子宮壁の肥厚が特徴的です。
しかし、子宮筋腫でも子宮壁の肥厚が見られるため、子宮筋腫との鑑別が重要になります。
子宮腺筋症のうち、嚢胞性腺筋症は超音波において、特徴的な像を呈するので、超音波検査は確定診断に、非常に有効だと考えられています。

★MRI★
子宮腺筋症の診断において最も有効だと考えられているのが、MRIです。
MRIは子宮腺筋症の診断だけでなく、腺筋症の病巣発生部位まで知ることができます。

正常の子宮はMRIで、子宮内膜が白く、その外側をジャンクショナルゾーンと呼び、黒い部分が層状に取り囲みます。さらに、その外側の筋層がグレーに見えます。
つまり、白→黒→グレーの三層構造になっています。


子宮腺筋症が発症すると、ジャンクショナルゾーンが拡大します。
子宮腺筋症の組織には、出血が多く見られるため、出血もまたMRIでは白く映し出されます。
このように、特徴的な像を呈するので、子宮腺筋症において、MRIは確定診断において最も有効だと考えられています。

★血液検査★
子宮腺筋症の診断には、CA125値にて診断の参考にします。


CA125値は本来卵巣の腫瘍マーカーのひとつです。


CA125値 正常 35以下


子宮腺筋症 50以上であることが多い


このように、子宮腺筋症では、CA125値が高値を示します。
しかし、月経中や月経直後でもCA125値は高値を示すことがあります。


また、子宮内膜症でもCA125は高値を示します。


子宮腺筋症でも、ごく初期ではこのCA125値が上がらず正常値のことがあるため、CA125値のみでの子宮腺筋症の確定診断は難しく、他の検査とも照ら
し合わせ診断することが望ましいと考えられています。

子宮腺筋症は、子宮筋腫や子宮内膜症と合併することがよくあります。


これらの疾患が合併していると、ひとつの疾患に確定することが困難で、疾患の確定診断が遅れることがよくあります。


内診や問診だけの診断はせず、経膣超音波やMRI、CA125値などいろいろ検査を参考にし、疾患の確定を行えば、ほぼ完璧に診断できるといえます。





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子宮腺筋症になってしまったらどうしたらいいの?

子宮腺筋症の治療法

治療法にはいくつか方法がありますが、治療法を選択する上で、重要なのが、今後、妊娠を希望するかしないかということです。

しかし、妊娠を希望していても、病巣の部位や範囲により、妊娠が不可能になってしまう治療法を、選択せざるを得ないこともあります。

妊娠を希望する祭には、子宮を温存するような、治療法が用いられます。


妊娠を希望しない場合には、子宮の摘出などの治療法が、行われます。

治療法の種類

薬物療法
★薬物療法★
月経痛は、プロスタグランディンというホルモンの作用による、過度の子宮収縮によるものとされていますから、プロスタグランディンと拮抗する作用の鎮痛剤が有効とされています。


これらの鎮痛剤で、代表的なものはロキソニンやボルタレンです。


鎮痛剤の効果は個人差が大きく、自分に合った鎮痛剤を見つけることが、大切です。


鎮痛剤により、月経痛や各部位の疼痛の症状の緩和にはなりますが、子宮腺筋症の病変の根本的治癒には、至りません。

<ホルモン療法>

子宮腺筋症の病変が増殖するためには、エストロゲン(卵胞ホルモン)という女性ホルモンが必要です。


そこで、エストロゲン(卵胞ホルモン)の値を低下させる、あるいはエストロゲン(卵胞ホルモン)に拮抗する薬が有効です。

卵巣は脳の下垂体より分泌される、性腺刺激ホルモンの作用を受けて卵巣は、女性ホルモンのエストロゲンを分泌します。


よって、性腺刺激ホルモンが低下すれば、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)も低下し、病変の増殖や維持に必要だったエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少し病変が縮小します。

これは、薬物により一時的な閉経状態をつくり出しています。


性腺刺激ホルモンを低下させる薬は、リュープリン、ナサニール、スプレキュアゾラデックスなどがあります。


しかし、卵胞ホルモンが低下すると、骨が脆くなるという副作用があります。


そのため、投与出来る期間が半年間と制限されています。

低用量ピルは、卵胞ホルモン・黄体ホルモンの両方を含む製剤です。


ピルは保険適応外になってしまうので、患者の負担が大きくなるリスクがあります。

ディナゲストは、卵胞ホルモンを含まない製剤で、これらの製剤を月経周期初期から服用することで、治療効果が得られます。


ディナゲストの副作用として、長期渡り少量の出血を伴い、血栓症を発症することがあります。喫煙者や肥満、血栓症の既往者には投与不可で、服用中は浮腫や息切れ、頭痛脱力感などが出現することがあります。

これらの薬物療法は子宮を温存しており、後の妊娠が可能です。

★ミレーナ★
黄体ホルモンを製剤を染みこませてある、子宮内に装着する器具です。


本来の使用方法は避妊具ですが、黄体ホルモンが染みこませてあるため、継続的にじわじわと放出されることにより、月経量を減少させます。


しかし、ミレーナは正常の子宮の大きさを想定して作られていますので、子宮腺筋症のように、子宮が肥大して子宮口が拡大してしまうと抜け落ちてしまい使用することが出来なくなってしまいます。

★子宮内膜アブレーション★
子宮内膜を焼き切って除去してしまう治療法です。
子宮腺筋症の主な症状のひとつの月経過多に有効とされています。


月経過多は、内膜が剥がれ落ちる時の大量出血ですから、内膜を焼き切ってしまえば、月経過多は起こらなくなります。うまくいけば、月経が無くなります。


ただし、効果は内膜に限られるので、子宮壁の中にある子宮腺筋症の病巣には届きません。


月経過多の治療としては有効ですが、疾患の根本的治療には至りません。


日帰りでの施術が可能で、早期に社会復帰が可能というメリットがあります。
後に妊娠する可能性は低いが、皆無ではありません。
施術後無事に妊娠・出産した例もあります。


しかし、妊娠し継続した場合でも、経過や分娩に危険を伴うことも報告されていますので、充分な注意が必要です。

★子宮動脈塞栓術★
この方法は、カテーテルという細長い管を、足の付け根より挿入し、子宮動脈の中に選択的に凝固物質を注入し、病巣への栄養となる子宮動脈の血流を遮断し、病巣を縮小させようとする施術です。


本来は、子宮筋腫に対して行われる施術であるが、子宮腺筋症でもたびたび用いられます。


妊娠については、出産した例もあるが、安全性は確立されておらず、慎重に行うべき施術であると考えられています。

★子宮全摘出術★
以前は最も一般的であった治療法で、病巣となる子宮全部を摘出してしまう方法です。近年では、開腹せず腹腔鏡下により施術されています。

子宮を全部摘出することにより、月経も無くなり、月経痛や月経過多などの症状も治まります。また、過多月経による貧血症状も無くなります。

子宮腺筋症は良性疾患ですから、子宮を全摘出後に再発する心配はありません。


卵巣は、女性ホルモンを分泌していますから、異常がなければ卵巣を残します。


卵巣が残っていれば、更年期障害のような症状(頭痛・全身の倦怠感・精神的不安感など)が出現することもありません。


しかしながら、妊娠を希望する人にとっては、妊娠が不可能になってしまい不適応となります。


妊娠を希望していても、病巣の範囲が広範囲にわたっているときなどは施術の適応となります。

★子宮腺筋症核出術★
この施術は妊娠が可能で、妊娠を希望する、病巣部位が局部もしくは狭い範囲での場合に施術可能です。

子宮腺筋核出術は、周囲の組織と病変組織を掘り出すように切除する方法です。


子宮腺筋症の病変は境界が不明瞭で、病巣部位の範囲の特定が困難で筋層に病変が残りやすく、完全には切除しきれないことがあります。


完全には病変を切除しきれないことから、再発の可能性があります。


核出術も、腹腔鏡下で行われ、子宮が外にさらされず、創傷ができにくく、癒着が少なく、切開部が小さいので、施術ごの回復が早く痛みが少ないのがメリットです。


デメリットは、腹腔内で行われているため、施術操作が複雑できちんと縫合しておかないと、妊娠したときに、子宮破裂などの恐れがあります。

子宮破裂とは、妊娠時胎児の成長とともに次第に大きく増大していく子宮の筋層がだんだんと薄くなり、術後の縫合部より破れてしまう現象です。

子宮腺筋症核出術後、無事に妊娠・出産した報告もあります。
すべてが、子宮破裂に至るというわけではありません。

子宮腺筋症になってしまっても妊娠できるの?

子宮腺筋症と妊娠について

妊婦
妊娠できる確率は?
子宮腺筋症罹患した人の妊娠率は10%以下だと考えられています。


また、体外受精を行っても、妊娠率はとても低いと考えられています。


しかし、子宮腺筋症でも妊娠できる可能性があり、実際に妊娠し、無事に出産した例もあります。

子宮腺筋症の疾患の進行状態や子宮の状態に合わせて、適切な治療法を医師と相談しながら、治療法を選択すれば、妊娠できる可能性があります。

しかしながら、妊娠をしても、流産や早産のリスクが高いことも事実です。


子宮腺筋症の流産率は30%です。
また、流産を回避できても、胎児発育不全に陥りやすい傾向にあるようです。

子宮腺筋症で手術を受けた時の年齢が、若ければ若いほど、妊娠する確率が高くなると考えられています。


年齢別妊娠率

30歳以下  54%
30~34歳 26%
35~39歳 23%
40~44歳 11%
45歳以上  7.1%


このように、年齢が上がるにつれて、妊娠する確率は低くなっています。

一般的な不妊でも妊娠率は、若ければ若いほど妊娠率は高い傾向にあります。


よって、妊娠率に最も影響を与えるものは、年齢だと言えます。

子宮腺筋症と不妊について

不妊の原因として考えられているのが、着床障害です。
受精卵が、子宮に着床せず妊娠が成立しない状態のことをいいます。


子宮腺筋症の場合、子宮が肥大し、子宮内腔が圧迫され子宮内膜が薄くなり、その結果、受精卵の着床率が下がっていると考えられています。

子宮腺筋症が不妊の直接の原因になっている場合には、治療をすれば妊娠率は上がり、妊娠は可能だと考えられています。


しかし、子宮腺筋症は、子宮内膜症や腹腔内癒着といった腺筋症以外の不妊原因も合併していることが多く、それらの不妊原因が無くならない限り、妊娠には繋がりません。

子宮腺筋症になってしまった後はどうなるの?

子宮腺筋症の予後

再発について
いかなる治療法をしていたとしても、子宮が残っている限り、再発率は高いと考えられています。


閉経を迎えるまでは、女性ホルモンに暴露され、再発する可能性が高いと考えられています。

<子宮核出術後の再発>

術後の経過期間が長くなるにつれて、再発率は高くなっている傾向にあると言えます。


また、子宮核出術は医師の手で触診をしながら、病変部位を切除していく方法がとられているため、病状の進行状態や医師の技術が、再発率を大きく左右しているとも考えられています。

<子宮全摘出術後の再発>

再発は、ほとんど無いと考えられています。


ただし、子宮のみの場合には、卵巣が残留しており、女性ホルモンの分泌が継続されているため、子宮内膜症になる可能性があると考えられています。



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<薬物療法後の再発>

薬物療法のみを行っている場合には、薬物療法を中断あるいは終了した後に、卵巣機能が回復し、女性ホルモン分泌が、一定レベルに保たれるようになると、再発すると考えられています。

子宮腺筋症と癌について

子宮内膜癌の人には、20~40%の割合で子宮腺筋症の合併が、認められています。

子宮内膜癌も、女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)に依存性のある疾患であり、子宮腺筋症と何らかの関連性があるとする報告もされていますが、はっきりとした、結論には至っていません。

子宮腺筋症には、1.4%の割合で子宮体癌が発生したとの報告があります。


また、子宮体癌には、約20%の症例で、子宮腺筋症を併発していると報告されています。

子宮腺筋症は、腺筋症のみならず、子宮筋腫や子宮内膜症を併発しやすいとされています。


子宮筋腫の併発に至っては、35~55%の割合で併発しており、子宮腺筋症だけではなく、そのほかの疾患にも目を向け、予後を注意深く観察することが重要と言えます。

子宮腺筋症にならないためにはどうしたらいいの?

 

  子宮腺筋症の予防について

子宮腺筋症の原因でも述べていますが、腺筋症の原因がはっきりと明確に解明されていないため、予防することは困難であると考えられています。

子宮腺筋症が現代において、増加傾向にあることから、ストレスを緩和し、規則正しい生活(早寝・早起き)をこころがけ、バランスの取れた食事(脂質や糖質の過剰な摂取を控える)をし、適度な運動をすることにより、冷えの改善をし血流をよくするなどの一般的に健康によいとされていることも、ひとつの予防法になるのではないかと考えられています。

エストロゲン暴露説からも考えられるように、以前は初潮を迎える時期が遅く、子供をたくさん産んでいたため、エストロゲンに暴露されている期間が、今よりも短かったと考えられています。


妊娠し、エストロゲンに暴露される期間が短くなることもひとつの予防法だと言えるのかもしれません。


しかしながら、出産経験者に多いことから、それがいい予防法だとは言い切れません。

はっきりとした予防法がないのも、現実です。


しかし、いろいろな条件がそろった時に、早期に発見し、早期に治療することはできます。


例えば、10代や20代前半の若い頃は、月経痛が無かったのに、20代半ばから後半になり強い月経痛が出現した場合。


分娩や流産・中絶などの妊娠の既往歴がある場合に、受診した時に検査を受け、子宮が肥大しているなどと言われた場合。


あるいは、妊娠の既往歴は無くても、若い頃からの強い月経痛があり、子宮内膜症や子宮後屈を指摘され、内診時に痛みを伴う場合など。
これらの症状があるときには、速やかに婦人科を受診することです。

まとめ

子宮腺筋症は、自分で気が付ける症状(月経痛や月経過多など)があり、少しでも以前の自分と違うような変化を感じたら、産婦人科を受診することをお勧めします。

早期に発見し、早期に治療をして、子宮腺筋症の病状の進行を抑えましょう。


症状が無くても、30代になってからは、定期的な産婦人科検診をこころがけたほうがよいでしょう。

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