子宮腺筋症の症状


このブログでは、私が行った子宮腺筋症の対策や、その間に勉強した知識について書いています。
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子宮腺筋症は、子宮の病気の1つで発覚が遅くなると子宮を全摘出・・・なんて事になりかねないとっても怖い病気です。

しかし、そんなとても厄介な病気にも関わらず自覚症状を自覚できない女性がとても多いんですよね。

子宮腺筋症の自覚症状は主に

・月経時のひどい生理痛
・月経時の出血の増加

など非常にあいまいなので、私も含めて多くの女性は(たまにはこういう時もあるかな…)で片づけてしまうため発覚が遅れる事が多いのです。

発症のタイミングに関しても、 産後数年たってからいきなり月経時の痛みが激しくなったという人や出産経験なしで20代の時に月経に異常が現れた”など突然発症する事が多いようです。

しかし、発覚が遅くなりどんどんと子宮腺筋症が悪化していくと、歩く事もままならないような強烈な痛みを感じる事に・・・。
この痛みは、症状がひどくなるにつれて強くなりやがて足や腰などにも痛みが広がっていきます。

そしてもう1つの自覚症状が、月経過多

血液の多さには個人差がありますが月経が起こるたびに、貧血を起こしてしまうほど大量の血液が排出されることも・・・。
また、不正出血が続く場合もあります。

子宮腺筋症は適切な治療や改善療法を行わなければ自然治癒することはありません。

少しでも月経時に、《おかしいな》と感じる事がある場合、早めに専門家に診察をうける事が大切です。

子宮腺筋症でも妊娠出産

第一子を出産する事ができました。(難産でしたけど)
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子宮腺筋症かな?と思ったら

子宮の病気として多いのは子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)があげられますが、同じ子宮にできる病気でも、それぞれの症状や治療法は異なります。

これら3つを「子宮の病気」としてまとめられることが多い理由は、いづれかにかかると合併症を引き起こす確率がとても高いからです。

子宮腺筋症を発症した方の約50%は子宮筋腫も併発、子宮内膜症の約90%は子宮腺筋症を併発していると言われるほどです。

子宮腺筋症は子宮内膜症よりも聞きなれない病名かもしれませんが、以前はこの病気は子宮腺筋症ではなく、内性子宮内膜症と呼ばれていました。

病気の研究が進むにつれ、子宮内膜症とは治療法や病巣のできる場所も異なるため、違う病気として認識され、新しく子宮腺筋症と名前がつけられました。

子宮腺筋症とは?

子宮線筋腫とは未だにはっきりと原因が分かっていない病気です。子宮腺筋症を理解するために、まずは子宮内膜とは何かをご説明します。

子宮内膜とは、受精卵が着床しやすくなるように子宮を覆う膜のことです。排卵日までに子宮内膜は徐々に厚くなり、排卵後、受精しなかった時は子宮から剥がれ経血となり、月経時に体の外に排出されます。

この子宮内膜がなんらかの原因で子宮の筋肉層に深く入り込み増殖し、生理のたびに子宮が腫れる病気が子宮腺筋症です。この子宮腺筋症はホルモンも関係していると言われ、生理のたびに進行する病気です。

子宮とは通常ニワトリの卵ほどの大きさですが、子宮腺筋症にかかると、男性の握りこぶしほどの大きさにまで腫れてしまうことがあります。

以前は30代後半に発症しやすいといわれ、出産経験のある経産婦に多いとされていた病気ですが、今では20代でも子宮腺筋症にかかる女性の数は増加の一途を辿っています。

子宮腺筋症の原因と症状は?

子宮腺筋症も子宮内膜症や子宮筋腫と同じく原因は解明されていませんが、ホルモンバランスの乱れ・冷え・ストレス・免疫力の低下も子宮腺筋症を発症する一因ではないかと考えられています。

子宮腺筋症は現代病の1つです。発症の原因に遺伝が関係するとは考えられていない病気です。

また、出産・流産・人工中絶の経験がある方も子宮腺筋症を発症する原因となります。子宮に傷がついたことが原因で筋肉の中に子宮内膜が入り込んでいくことが考えられるからです。

【子宮腺筋症の症状】

1.激痛とも言われる生理痛

生理中に立っていられないほどの激痛が走り、痛み止めは効きません。経産婦さんは陣痛よりも痛いと例えるほどの痛みです。

腺筋症が子宮にできた場所により、痛みを感じる場所が変わり、腰の近くに病巣があるのであれば腰痛に、子宮の前方に病巣ができた場合は下腹部痛となると言われています。

また子宮腺筋症が悪化すると、生理中ではなくても下半身に痛みが走ることもあります。

2.経血の量が多い過多月経

多い日用の生理用ナプキンを使っていて、すぐに取り替えなくてはならないほどの経血の量であったり、出血がひどすぎてトイレから出られないなど、通常の経血の量とは明らかに異なります。この出血量が原因で貧血を引き起こすこともあります。

3.子宮の圧迫感

子宮が線筋症により子宮が腫れ肥大するため、下腹部に常に張ったような違和感がでてきます。また子宮が腫れることで、周りの臓器や神経などが圧迫され、腰痛や頻尿、骨盤痛などの症状もでてきます。

4.不正出血

生理期間ではないのに出血が起きたり、生理が長引きなかなか終わらない時は、経血ではなく出血している可能性が考えられます。

【少しでも症状に思い当たることがある方は】

あきらかに生理痛がひどくなってきた、または産後に生理痛がひどくなった、生理の量や期間が変化したという心当たりのある方は、早めに産婦人科で診てもらいましょう。

子宮に圧迫感を感じる方や生理のたびに激痛が走る方は、進行している可能性があるので、すぐに病院に行きましょう。

子宮の悲鳴に早く気がついて欲しい理由は

働く女性、家事育児を任されている女性、仕事も家庭も切り盛りする女性、皆それぞれ忙しい日々を過ごす中で体の些細な変化にきちんと耳を傾けていますか?

子宮の病気による生理痛の初期症状、経血の量の初期症状がまだ軽いうちは、鎮痛剤で抑えたり無理をして動いてしまうことで、早期治療時期を見逃しがちです。

女性にとっては10代からお付き合いをしている生理なだけに、少しの変化に鈍くなりがちなことも病気を悪くしてしまう原因につながります。

子宮の変化に一早く気がついて頂きたい理由は、悪くしてしまうことで将来の不妊につながったり、薬で治せる症状を越え体にメスを入れることにもなるからです。

子供をすでに産んでいるからといって、子宮を手術で取ってしまうしまうのは迷いますよね。ましてやこれから出産を控えている方には、子宮を摘出するという選択は出来ないかと思います。

子宮腺筋症の治療法は?

子宮腺筋症は治りにくい病気といわれていますが、症状の進み具合や置かれている状況により、治療法に選択肢はあります。場合によっては選んだ治療により「完治」というよりも「緩和」に近い治療となることもあります。

子宮腺筋症に治療が必要な理由は、生理を繰り返すことで病状が悪化する状態が閉経を迎えるまで続くからです。

1.手術療法

子宮全摘手術

子宮腺筋症は繰り返すため、子宮を全摘することで病気は治ります。これを根治治療と呼ぶのですが、子宮を取ってしまうことは子供が産めなくなるということです。女性には大きな決心が求められ、手術後も精神的ダメージは大きいです。

子宮とは赤ちゃんを宿すための臓器であり、全摘をしても生活に支障が出てしまう臓器とは異なります。また、卵巣を残して子宮のみ摘出すれば、ホルモンは分泌されるので更年期障害のような症状が出ることはありません。

子供をすでに産んでいて、もう出産予定はないという方でもやはりすぐには決心できることではありません。これから出産を考えている方には選択できない治療法です。子宮全摘手術を選択するには、ご自身が十分に納得することがとても大切です。

子宮を残す保存的手術

なぜ子宮を全摘しなくてはならないのか、線筋症を起こしている部分だけ取り除く手術はできないのか?と疑問もでてくると思います。

線筋症は子宮内膜が筋肉層に複雑に入り込んでいるため境目が見分けにくく、病巣のみを完全に取り除くことが極めて難しい病気です。

子宮を残し保存的手術をしても、病巣が残ることで再び子宮腺筋症を発症するため完治に至らないことがあります。子宮腺筋症が残ることで、将来の不妊や流産のリスクは払拭できません。

また子宮にメスを入れたことで、妊娠した時の子宮破裂の可能性がゼロではありません。子宮が大きくなることで、縫合したところから破れてしまうことがあります。妊娠後期であれば、緊急帝王切開で赤ちゃんを救うこともできますが、妊娠中期の場合は赤ちゃんの救命はとても難しくなります。

2.薬物療法

ホルモン治療

子宮腺筋症は生理のたびに悪化します。このため、生理を抑えるようホルモンを調整し閉経のような状態にすることがホルモン治療です。

この治療の最大のメリットは、子宮を残し体にメスを入れることから回避できます。将来出産を控えている方や、子宮を取ることに抵抗がある方にはオススメの治療法です。

ただし、生理を抑えているために治療中は妊娠はできません。妊娠を希望する場合はホルモン治療を中止する必要があります。

ホルモン治療はあくまで進行させないという治療法であり、病巣を治療したわけではありません。治療をやめることで子宮腺筋症の症状である激痛や過多月経はまた再発します。

子宮腺筋症により妊娠しにくかったり、初期流産のリスクに関して変わることはありません。また、子宮筋腫や子宮内膜症を併発するリスクに関しても変わることはありません。

3.その他

漢方

漢方は西洋医学とは異なり、病巣に直接効くというよりも、体のバランスをみて、なぜそこが悪くなったのかを考えます。そして漢方薬により体のバランスを整えていくという治療法なので、即効性は期待できません。

子宮を取りたくない、子供を考えているのでホルモン治療は受けたくない、などと悩むのであれば、漢方を試してみるのもいいかもしれません。

漢方は飲み始めてどの位で体が変化してくるか、などという目安はありません。人により効果が出始める時期も変わります。

即効性はなくても「なるべく体に負担をかけずに体質を改善して病気を治していく」という治療法が納得できるのであれば、漢方はオススメです。

子宮腺筋症は不妊になるの?

不妊の定義とは、妊娠を希望する男女が避妊することなく「1年」以上性生活を送っているのに妊娠しない場合のことを指します。

子宮腺筋症は不妊の原因になるかというと、残念ながら不妊の原因の1つになります。また、初期流産の原因でもあります。

閉経を迎えない限り病状は進行し、激痛などの子宮腺筋症の症状が激しい場合は、治療が必要となります。症状を和らげるホルモン治療中は避妊治療と同じ働きをするために妊娠はできません。
子宮腺筋症は子宮全体に広がっている場合と、子宮の一部にだけ腺筋症が見られる限局性子宮腺筋症とがあります。

限局性子宮腺筋症の場合は、病巣のない所に着床すれば妊娠の継続は可能です。すでに不妊治療をしている方は、体外受精の方が人工授精よりも妊娠の確率は上がります。

子供を望む方は、不妊の原因の早期治療・早期発見が何よりも大切です。子宮腺筋症は20代の女性にも見られる病気となってきました。年齢や未婚・既婚に関わらず体に異変を感じたら産婦人科で診断を受けましょう。

子宮腺筋症が現代病とよばれる理由は?

生理の回数の増加

子宮腺筋症は未だに原因の分からない病気ではありますが、生理と深いかかわりのある現代病です。子宮の病気は生涯における生理の回数が多いほど、発祥のリスクがあるのではないかともいわれています。

現代は昔に比べて栄養状態・生活環境も良いため、初潮が早まり閉経が遅くなるという女性の生理の期間が長くなっています。このため生涯の生理の回数は増えます。

少子化が問題となる今、女性の出産回数は減っています。出産回数が減るということは、妊娠から授乳期間中の生理が止まる回数が昔より少ないということです。これも生涯の生理の回数が増えている原因の1つです。

食生活の変化

子宮腺筋症は先進国に多く見られる病気の1つです。

飽食の時代の今、インスタント食品やジャンクフード、砂糖の多い食べもの、脂質の多い食べも
のなどと高カロリー低栄養食が周りに溢れています。これも体の免疫力を弱める原因の1つです。

子宮腺筋症を予防しましょう

はっきりとした原因は分からない子宮腺筋症ではありますが、生活習慣を見直し子宮に優しい生活を送ることは大切です。子宮腺筋症を予防する習慣を10点あげました。

①定期検診を欠かさないこと
②体を冷やさないようにすること
③ストレスをため込まない生活を送ること
④睡眠時間はしっかりとること
⑤生理中に鎮痛剤に頼りすぎないこと
⑥バランスの良い食事をとること
⑦適度な運動を取り入れること
⑧生理中の性交渉はやめること
⑨喫煙の習慣のある方は禁煙すること
⑩白砂糖を取りすぎないこと

早期発見・早期治療が大切です

子宮は赤ちゃんを育てる大切な臓器です。子供が欲しいと思った時に不妊に悩まないためにも、そして既に子供を産んでいる方も体にメスを入れないためにも、定期検診と初期症状を見逃さないことが大切です。

早期発見が遅れる原因の1つは

定期的に検診を受けている方が少ないことが、早期発見の遅れる原因の1つにあげられます。職場の健康診断に含まれる子宮の検査は、子宮頸がんの検査がほとんどです。子宮内膜症や子宮腺筋症はエコー検査が取り入れられてない限り、定期検診で発見されることは難しいと言えます。

産婦人科に個人的に通うとか、かかりつけの産婦人科を決めている女性はまだ少なく、生理は毎月のことと、痛みを感じても無理しがちな方が多いのが現状です。

お仕事をされている方は、会社全体に生理痛に対する理解があまり深くなく、初期症状を見逃し、病状を進行させてしまう原因になります。会社全体で今よりも生理休暇を取りやすい環境になると女性は安心ですね。

家庭でも休んでいると「生理痛くらいで…」と思われるかな?と思わないで、ご家族や旦那様の理解を得られるように体調の説明することも大切かもしれません。

少しおかしいなと思った時に産婦人科に行ける環境を作らずにいると、子宮のトラブルの初期症状に気付かずに悪化させてしまいます。将来不妊で悩まないためにも子宮を労りましょう。

子宮腺筋症は癌の原因にもなることもある!?

子宮線筋症とは、月経時に経血となってはがれ落ちるべき子宮内膜が何らかの原因で子宮の筋肉層に入り込み増殖してしまう病気です。子宮線筋症の原因はまだ分かっていませんが、不妊症や初期流産を引き起こす病気です。

子宮線筋症と癌

子宮線筋症は不妊に大きく関係する病気ではありますが、癌を発症する確率は低いとされています。子宮内膜症、子宮筋腫と併発し月経トラブルの大きな原因となります。

癌にはなる可能性は低いとはいえ、なぜ手術を勧められるかというと、女性ホルモンが関係していると考えられている子宮線筋症は、生理が続く限り進行してしまうからです。また、出産を考えている女性には不妊症の原因となるからです。

生理のたびに子宮内膜が筋肉層に入り込み腫れ、炎症を起こします。このため激痛を伴い、ひどい時には重度の貧血となってしまいます。

子宮線筋症の治療法

子宮は女性にとってとても大切です。子宮線筋症の治療法には「科学的治療」と「外科的治療」があります。科学的治療では薬を飲み続けることで進行を一時的に抑制することができますが、病気を治癒する療法ではありません。外科手術をする場合は病巣が一部の場合は一部のみ摘出となりますが、多くは病巣の境界を見分けることが困難なため、難しい手術です。

生理が長引いたり、激痛が走る時は市販の薬で対処するのではなく産婦人科にすぐに診てもらいましょう。

子宮腺筋症と漢方

子宮内膜は、妊娠しなかった場合は子宮から剥がれ、経血となり月経時に体の外に排出されるのですが、その子宮内膜が何らかの原因で子宮の筋肉層に入り込み増殖してしまうのが子宮線筋症です。

この子宮線筋症は不妊や初期流産にも繋がる病気なのですが、はっきりとした原因はまだ解明されていません。

治療法としては、ホルモン治療や外科手術の子宮全摘か一部摘出となります。これから出産を考えている女性には辛い決断になりますね。そこで漢方を取り入れてはみませんか?

漢方による体質改善

子宮筋線症は原因が分からない病気です。医師の診断やアドバイスを受けてからになりますが、漢方の考え方「陰陽五行説」を取り入れて体のバランスを整えるという体質改善法もあります。

漢方は悪いところに効いて直接治すというよりも、体質を改善して悪いところを治していくという考え方なので、即効性はないかもしれませんが、体への負担が西洋医学よりも少ないことは確かです。

子宮の調子の悪い原因は冷えだったり、血行がよくないなど理由は様々です。漢方薬を調合してくれるところでは、1人1人にあった漢方薬を処方してくれます。不妊に悩んでいたり、外科手術に迷う方は一度漢方を取り入れてみるのもおすすめです。


子宮腺筋症核出術
ある病変を核出するという術式は、核出すべき病巣が正常組織と明瞭に識別され、しかも機械的に分離可能な場合に成立するのですが、腺筋症の場合にはこの両方の条件が当てはまりません。即ち、腺筋症は肉眼的に正常子宮筋との区別がつけ難く、手術時にその局在がはっきり識別できない。
腺筋症組織は正常子宮筋の中に複雑に入り込んでおり、境界が不明瞭で、正常の子宮筋と機械的に分離できないからです。
この様に腺筋症の核出術は子宮筋腫の核出術のように、目で見て、メスとハサミを用いて核出するという従来の概念をそのまま当てはめることができず、術式そのものに病巣の識別から切除機器まで新たな概念の導入が必要となっています。

子宮筋腫というのは、良性の腫瘍です。
 腫瘍というものの定義は、身体に存在する細胞あるいは組織が自律的に過剰増殖したものとされますが、要するに勝手にどんどんと増殖をして大きくなっていくものと捉えてもらえば良いと思います。このうち良性腫瘍とは、大まかに言えば命の危険は少ないもの、と考えれば良いでしょう。
 さて、子宮筋腫というものは、子宮の筋層に生じてくる良性の腫瘍ということになりますが、本来は子宮筋というのは子宮全体を収縮させるために働くものであるのに対し、筋腫はただの筋肉の固まりですからかえって収縮の邪魔になるものであり、この結果、生理の出血が増える、あるいは生理痛がひどくなるなどの症状として現れてくるようになります。このような筋腫の固まりのことを「筋腫核」と呼びます。
 ところで、子宮筋腫は女性ホルモンのうち、エストロゲン(卵胞ホルモン)に依存して成長すると言われています。ということは、性成熟期にある(10代から50代くらい)女性では筋腫は常に大きくなる可能性がある、ということを意味し、また同時に、更年期を過ぎてホルモンが少なくなってくると筋腫の育つ可能性は少なくなってくるということも意味するわけです。 

 一方、子宮腺筋症というのは、子宮内膜症によって起こる疾患です。
 子宮内膜症というのは、本来子宮の内側を覆っている子宮内膜が、本来の場所以外に生育してくることにより起こる疾患ですが、このうち、内膜の生育が子宮筋層に限局したものを、子宮腺筋症と呼びます。
 子宮腺筋症では、子宮内膜が子宮筋層内に生育しているために、生理の時期になると子宮筋層内で内膜がはがれて出血を起こすことになります。これが生理痛の生じる原因になるものです。また、内膜部分の混在により筋層の肥大化を起こしますから、子宮全体の大きさも大きくなり、このため子宮筋腫との鑑別が難しくなります。
 子宮自体の肥大化はまた、生理の量が増量する原因ともなりますので、結果的に子宮筋腫によって起こる症状とほぼ同じ症状・・・つまり、生理痛がひどくなり、生理の量が増量する、生理以外でもお腹や腰が痛む、などといった症状が現れてくることになります。
 つまり、子宮腺筋症と子宮筋腫は、症状も他覚的所見も非常に似通っているわけでして、さらにこの両者は良く合併することが知られている(30~40%)ため、明確に区別をしなくてもさほど支障がないというのが本当のところなのです。

ひどい生理痛(月経困難症)

子宮腺筋症による月経困難症は、生理開始直前から生理中にかけての激しい骨盤痛が発作性で間欠的に表れるのが特徴です。生理痛がある日突然強くなることが多いですが、数年かけて徐々に痛みが強くなる場合もあります。

生理痛の痛みの度合いを10段階に分けて、0が痛みのない状態、10はこれ以上の痛みは想像できないほど強い痛みとすると、子宮腺筋症の方の多くは「10」と答えられるというぐらい激烈な生理痛に悩まされます。出産を経験した方が、子宮腺筋症の痛みを陣痛の10倍痛いと表現したという話もあります。重症の子宮腺筋症になると、痛みが足や肛門に放散するようになる場合があります。

■過多月経

子宮腺筋症の方の子宮は全体的に大きくなり、過多月経となることが多いです。1回の生理で強い貧血になることもあります。出血が持続してトイレから出られない、夜用のナプキンが30分ほどで溢れてしまうなど、非常に多い月経量になることがあります。

■不妊・流早産など

子宮腺筋症は不妊の原因となる場合がありますが原因はわかっていません。妊娠できた場合でも、子宮の筋肉が伸びるのを阻害したり、壊死を起こす場合があるため、流産や早産の危険性が高いとされています。また、妊娠高血圧症候群や胎児の発育不良などの危険もあり、妊娠中から管理入院の必要が出てくる場合があります。産後も、子宮の筋肉の収縮を邪魔して子宮復古不全(子宮の戻りが悪い状態)を起こすことがあります。子宮腺筋症合併妊娠の約72%に上記のようななんらかの異常が見られたというデータもあります。

放置すると悪化する子宮腺筋症・子宮内膜症

初潮後、思春期の女性が経験する月経痛は、病気ではなく元からある痛みであることがほとんどで、大部分は20歳頃までにだんだん軽くなり、25歳くらいで消失します。

しかし、その後25~30歳頃に再び月経痛が始まり、だんだん月経痛がひどくなることがあります。このような痛みは子宮腺筋症、子宮内膜症、子宮筋腫などの病気が原因で起こることが多いのです。ところがほとんどの女性は婦人科を訪れることなく、薬局で買った鎮痛剤を飲んで痛みを抑えて仕事を続ける生活を送っています。このような生活を何年間も続けている間に子宮腺筋症や子宮内膜症、また、子宮筋腫は、じわりじわりと悪化します。そして結婚後なかなか妊娠できないという理由で婦人科を訪れたときに、これらの病気が発見されることが少なくないのです。

若い女性のための子宮腺筋症の対処法

子宮腺筋症は(だんだん悪化する)進行性の病気ですので、年々病気が拡大悪化して最終的には治療しても治りにくくなります。従つて治療にあたって一番大切なことは早期受診、早期診断、早期治療、さらに付け加えると、早期妊娠の4つになります。

25歳過ぎの女性で月経痛が次第に強くなってきたら、自分で購入した鎮痛剤で痛みをごまかすのを止めて、婦人科の診察を受けるべきです。なぜ早期受診が必要かというと、受診しないで月経時 鎮痛剤だけを服用しているうちに腺筋症がじわりじわりと進行、悪化するからです。

早期診断が大切なのは、子宮腺筋症は進行性の病気なので早期に診断しないと病気が悪化して治療しても治りにくくなり、治療後も再発しやすくなるからです。月経痛、過多月経、貧血、腰痛、性交痛のどれか一つでもある25歳以上の女性は早めに婦人科の診察を受けましょう。診断は、内診とエコー検査により大体可能ですが、さらにMRIを行えば充分です。また、血液検査でCA125が異常高値の場合、腺筋症か内膜症の可能性が高くなります。ただしこの値が正常値だからといって腺筋症と内膜症を否定はできません。

子宮腺筋症や子宮内膜症にかかると不妊症になることが多くなります。その一方、妊娠するとホルモンの関係から腺筋症と内膜症は改善ないし治ります。さらに、この病気は再発しやすく治りにくい病気ですので、「子供はまだ早い」などと言う理由だけで妊娠を先延ばしにすると、将来の妊娠の可能性を大きく下げてしまい、いざ欲しいと思ったときには不妊症ということになりかねません。妊娠は最高の腺筋症治療の一つです。将来子供がほしいと思っているのであれば、結婚したらすぐ、または治療が一段落したら、再発する前に、早めに妊娠を目指されるほうが賢明です。

最近は、子宮腺筋症になる年齢はだんだん若くなってきています。たとえ20代であっても、子宮腺筋症になる人は増えています。一番楽しみたい若い時期、仕事が軌道にのりはじめる大切な時期を、この病気で犠牲にせざるをえないのはとても悲しいことです。そのため、定期的に、また、いつもと少しでも違うことがあったら、早めに婦人科に行ってみましょう。婦人科の定期検診は40代になったら、というのではなく、20代でも30代でも早めに行くようにしましょう。


私が自宅で実践した方法です。
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